証券会社の貸株サービスをまとめました!

最終更新日:
2020年7月27日
SBI証券貸株サービス
<画像:SBI証券公式サイトより>

 貸株とは、自分が持っている株を証券会社に貸し出すことです。貸し出した期間に応じて証券会社から金利がもらえます。株の売買差益や配当の他に「金利」という新たなリターンが得られますので、知らなかった人はぜひ覚えて帰ってください。

貸株サービス比較表

 貸株でもらえる金利や利用できるサービスは証券会社ごとに違います。

表は左右にスライドしてご確認ください
金利3.0%
以上
?
金利1.0%
以上
?
通常金利 株主優待
自動取得
?
配当金
自動取得
?
信用口座
対応状況
?
金利
入金日
?
140銘柄 485銘柄 0.1% ○ × ○ 翌月
15日
132銘柄 481銘柄 0.1% ○ ○ ○ 翌月
第2営業日
102銘柄 657銘柄 0.1% ○ × ○ 翌月
20日
81銘柄 81銘柄 0.1% ○ ○ × 翌月
10営業日
69銘柄 200銘柄 0.02% ○ × ○ 翌月
第2金曜の
翌営業日
2銘柄 77銘柄 0.2% ○ ○ ○ 翌月
第1営業日

<2020年1月時点>

 通常0.02~0.1%の貸株金利ですが、証券会社ごとに「ボーナス金利」として通常より高い金利が設定されている銘柄があります。表を見てもらうとわかるように、3.0%以上のボーナス金利が適用されている銘柄数はSBI証券が一番多く、貸株サービスの恩恵を効率よく受けられます。一方、金利1.0%以上では、GMOクリック証券が多くなります。

 なぜ証券会社がこのように貸株の金利やサービスを競っているのかというと、信用売りをする投資家向けに貸せる株を確保することで利便性を高め、積極的に売買をしてくれる投資家を引き込むためです。

貸株サービスの注意点

 

 良いことばかりに見えますが、貸株サービスには注意点もあります。
 基本的にその株を売りたい人が多くなるほど、貸株の金利が高くなる傾向にあります。つまり、金利が十数%もあるような銘柄は今後株価が下がりやすく、貸株を目的に購入すると損をする可能性があります。またそのような高金利銘柄は、株価が下がるとすぐに金利も下がることが多いです。
 貸株サービスは金利目的ではなく、長期投資銘柄の補助として利用すると、このようなリスクを回避できます。

 

 他にも、貸株にはいくつか注意する点やデメリットがありますので、それらについてもご紹介します。

       

 以上の点に気を付ける必要はありますが、有効に利用すれば貸株でプラスアルファのリターンを得ることができます。

 

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