IPO投資初心者に特におすすめの証券会社

最終更新日:
2025年1月31日

 初心者の方からお問い合わせでは、「資金の余裕がない」、「どこの証券会社に絞ったらいいのか分からない」というお悩みをよく頂きます。資金に余裕がないと、どうしても同時に申し込む証券会社が限られますし、資金移動を駆使しても限界があります。IPO投資初心者のうちは、「限りある資金をいかに効率よく使ってIPO抽選を受けるか」 が大事になのですが、証券会社の説明だけ見ていても分からないことが多いでしょう。

 そこで、今回のコラムでは、「IPO投資初心者に特におすすめの証券会社」とテーマを掲げて、「事前入金無し」、「優遇特典がある」、「完全平等抽選」、「ポイント抽選あり」とさまざまな視点からおすすめ証券会社を紹介していきます!ぜひ最後までご覧ください。

事前入金なしで申し込める証券会社

 IPO株の抽選に申し込む場合、通常は購入に必要な資金を入金しなければ抽選に申し込むことができません。しかし、中には事前入金なしIPO株の抽選に申し込める証券会社もあります。入金は当選してからでも大丈夫なので、まずはこれらの証券会社に割り当てがあった場合は、最優先で申し込んでください。

 とくにおすすめなのが、松井証券です。事前入金なしで申し込め、さらに個人に割り当てられたIPO株の70%完全平等抽選に回されます。完全平等抽選は、資金量に関係なく、1人1回の抽選機会が与えられる抽選方法です。資金に限りがあるIPO投資初心者にとっては、もっとも当選確率が高い抽選方法になります。また、松井証券はIPO取扱実績が多いのも魅力的です。

 他に、事前入金なしで申し込める証券会社には、DMM株岡三オンラインSBIネオトレード証券があります。DMM株は事前入金なしで割り当てられたIPO株の100%が完全平等抽選に回されます。岡三オンラインSBIネオトレード証券は、どちらも10%が完全平等抽選に回されます。ただし、いずれも幹事証券ではなく「委託幹事」になります。委託幹事は通常の幹事に比べると、割り当てられるIPO株の数が減ってしまいますので、総合的に見ると、松井証券の方が当選確率は高くなります。

<事前入金なしでIPO株抽選に申し込める証券会社>

 
証券会社2024年
取り扱い数
抽選方法
松井証券 55 70%完全平等抽選
岡三オンライン 49 10%完全平等抽選
SBIネオトレード証券 23 10%完全平等抽選
DMM株 10 100%完全平等抽選

 とりあえず、松井証券が幹事のときは必ずIPO抽選に申し込みましょう。他の証券会社も、当選確率は落ちてしまいますが、事前入金なしでIPO株の抽選に参加できますので、面倒くさがらずに申し込みましょう。

IPO抽選で優遇特典のある主幹事をつとめる証券会社

 現在、新規に口座開設してIPO抽選で優遇特典を受けられるのは、SMBC日興証券だけです。新規に口座を開設すると、口座開設から3か月間は、IPO株抽選にはずれても、もう一回別枠で抽選を受けられる優遇特典がもらえます。IPO投資初心者にはありがたい特典ですね。IPO株の抽選申し込みのピークは、3月・6月・9月・12月にありますので、どのタイミングで口座開設しても、いずれかのピークにはあたります。まだ口座を開設されていない方は、優先的に口座を開設しましょう。

 また、SMBC日興証券は個人に割り当てられたIPO株の10%完全平等抽選に回されます。一見すると、10%は少なく見えますが、SMBC日興証券は主幹事をつとめることが多いです。主幹事になると、IPO株全体の80%程度が割り当てられるので、通常の幹事証券の割り当て株100%よりも、主幹事証券の割り当て株10%の方がだんぜん多くなります。

 編集部の私が当選したサイジニア(当サイト総合評価A)は主幹事がSMBC日興証券で、割当率が90.09%でした。SMBC日興証券が主幹事をつとめているため、完全平等抽選10%にも関わらず、完全平等抽選100%のマネックス証券より圧倒的に完全抽選本数が多いのがわかります(SMBC日興証券:355本、マネックス証券:39本)。

サイジニア幹事証券リストより>

サイジニア割当

 このように、主幹事になると完全平等抽選に回されるIPO株数が多くなりますので、このようなケースが来た場合は、必ずSMBC日興証券に優先的に資金を回すようにしてください。

1人1票の完全平等抽選を採用している証券会社

 次に優先的に資金を回すのは、個人に割り当てられた株の100%完全平等抽選に回しているマネックス証券です。SMBC日興証券のように、主幹事をつとめることは近年ありませんが、通常幹事でも、割り当て株の100%完全平等抽選に回されるのはやはり魅力的です。

 とくにおすすめしたいのが、大型IPOでマネックス証券が幹事に入っているときです。例えば、東京地下鉄[東京メトロ]の割当は、幹事証券のひとつにも関わらず完全抽選本数7,245本でした。サイジニアの完全抽選本数が39本だったことを考えると、大型IPOにどれだけチャンスがあるのかわかりますね。これなら資金に限りのあるIPO投資初心者でも十分に当選のチャンスがあります。

東京地下鉄[東京メトロ]幹事証券リストより>

東京地下鉄[東京メトロ]マネックス割当

ポイントを貯めることで当選がねらえる証券会社

 そして、優先的にIPO株抽選に申し込む証券会社として最後におすすめするのはSBI証券です。SBI証券独自のポイント抽選を採用しています。これは、IPO株抽選に申し込んで抽選に“はずれる”と、1ポイントのIPOチャレンジポイント(以下、ポイント)が貯まり、そのポイントを使ってIPO株抽選を受けると、使ったポイントの多い順にIPO株が当たるという抽選方法です。

 このポイント抽選でIPO株に当選すると、使ったポイントが無くなりますので、ポイントをコツコツ貯め続けていけば、いずれ他の人より多くのポイントが貯まっていき、当選することができます。ここで必要なのは地道にポイントを貯め続ける努力だけです。

 SBI証券は、このポイント抽選に個人に割り当てられたIPO株の30%を回しています。ちなみに、残りの大部分である60%を資金量に応じて抽選権が得られる完全抽選に回しています。SMBC日興証券と同様に主幹事をつとめることが多いので、そのときにポイント抽選で当選を目指しましょう。実際に、過去にSBI証券が主幹事をつとめたIPOで、当選するのに必要としたポイントをまとめていますので、興味のある方は「SBI証券のIPOチャレンジポイントは、何ポイントあれば当選するのか?」をご覧ください。

 また、ポイントを貯めるときは、当選しても損する可能性の低いIPO株の抽選に申し込みましょう。当サイトでは、損する(初値が購入価格を下回る)可能性の高いIPO株の総合評価を「D」としていますので、「C」以上の総合評価のIPO株に申し込むようにしてください。

IPO企業の評価一覧表より>

企業一覧表の総合評価

さいごに

 これまで紹介してきた「IPO投資初心者に特におすすめの証券会社」を申し込み優先度の高い順にまとめておきますね。上にある証券会社から優先的に申し込んでいただければ、限りある資金を効率的に使ってIPO株の抽選を受けることができます。

松井証券岡三オンラインSBIネオトレード証券DMM株(事前入金なし)
SMBC日興証券(IPO抽選で優遇特典+主幹事+完全平等抽選)
マネックス証券(100%完全平等抽選+幹事)
SBI証券(IPOチャレンジポイント)

岡三オンラインの超おすすめポイント

岡三オンライン事前入金なしでIPO抽選に申し込めます!抽選で当選してから必要な資金を入金すればよいので、資金効率が良い証券会社ですね。とりあえず、IPO投資をするにあたり、口座を持っていて損はない証券会社ですので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょう。

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