PO(公募増資・売出)とは?

 POとは、Public Offeringの略語で、日本語では「公募増資」や「売り出し(売出)」を意味します。このサイトのタイトルにもあるIPOとよく似ていますが、「I」が頭についていないことからわかるように、IPOとPOは少し違います。

 この「I」という文字は、Initialの略語で、「最初の」や「初めの」といった意味で、非上場の会社が上場するときに、IPO(Initial Public Offering:新規株式公開)と言います。
 POは「最初の」がついていないので、新規の上場ではなくすでに上場している会社が行うファイナンス系のイベントです。

 POの目的は主に2つあり、①新しく株式を発行して資金調達をする「公募増資」と、②大株主などの既存株主が株を手放したいときに行われる「売出」です。

POとは

 どちらも、投資家に株を買ってもらうことに変わりはないのですが、①公募増資は会社にお金が入ってくる反面、②売り出しは株主が入れ替わるだけなので、会社にお金は入ってきません。

 以上がPOの仕組みです。なぜ今回POに触れているかというと、実はPO投資も「儲かる」投資法と言えるからです。
 もちろんIPOよりもリスクはありますが、いくつかポイントを押さえておけば、POでも利益を出すことは難しくありません!

POへの投資はなぜ儲かるのか?

 ズバリ、一定のディスカウント(割引)をして販売をするからです。

 POをするときは投資家に買ってもらうために、基準となる株価から割引して販売します。この割引分がPO株を買う投資家の利益の源泉となります。

 気になる割引率は銘柄によってまちまちで、過去のPOをさかのぼってみるとだいたい3~6%程度となっています。需要と供給で割引率が決まるので、人気のある銘柄は3%の方に近くなり、人気のない銘柄は6%の方に近くなります。どのような条件で売り出されているかは、都度情報を確認してください。

 例えば、下の画像の丸井グループは人気が高かったため、ディスカウント率は-3.01%でした。

PO当選画像
SBI証券公式サイトより)

実際にPO株を買ってみた

 では、実際にPO株でどのくらい利益が出るのでしょうか?先ほどの丸井グループのPOに実際に参加してみました、

 抽選に申し込んだところ、300株当選しました。当選した株が手に入る日に寄り付きで売却し、始値の3,010円で300株売却できました。
 1株あたりの利益は139円(3,010円-2,871円)、300株で41,700円の利益が出ています。

 このようにPOでの利益は4万円少々と、IPOで当選した時のような「1社で10万円~20万円」といった爆発力はありません。ただし、IPOとPOの当選率の差を考えると、POの方が当たりやすく、かつ複数株の配分も期待できるので、併用すると安定したパフォーマンスが期待できるでしょう。

 「IPOで大きな利益を狙いつつ、POでコツコツと利益を積み上げる

 このように、少し視野を広げて申し込んでみるのはいかがでしょう?

 それでは、PO株はどうしたら買うことができるのか、次のページでPO株の買い方を説明していきます!

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