イトーヨーカ堂

公開日:
2024年4月10日

 (2024年4月10日追記)
セブン&アイホールディングスが4月10日に公表した資料によると、イトーヨーカ堂を含むスーパーストア事業の持続的成長のための選択肢として、最速のタイミングでのIPO実現に向けて検討を始めるとのことです。詳しくはこちらをご覧ください。

 2024年4月9日に公開された共同通信の記事で、セブン&アイホールディングスが子会社のイトーヨーカ堂を上場させる方針を固めたと報道しました。

 イトーヨーカ堂は、関東地方を中心にスーパーを展開する会社です。食品や日用品、衣料品などを扱う総合スーパーとして、多くの人々に親しまれています。

成長性 割安性
△ -
話題性 管理人期待度
○ d

基本情報

会社名 イトーヨーカ堂
会社URL https://www.itoyokado.co.jp/corporate/index.html
会社設立 1920年(104年目)
狙い目証券会社 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください

企業業績のデータ(5年分)

  2019年
2月
2020年
2月
2021年
2月
2022年
2月
2023年
2月
売上高(百万円)? - - 1,080,934 - -
経常利益(百万円)? - - 7,698 - -
当期純利益(百万円)? - - △3,705 - -
純資産額(百万円)? - - 512,489 - -
1株あたりの純資産額(円)? - - 682,167 - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? - - 75.1 - -
自己資本利益率(%)? - - - - -

※第15期 貸借対照表・損益計算書より

管理人からのコメント

 イトーヨーカ堂は、関東地方を中心にスーパーを展開する会社です。食品や日用品、衣料品などを扱う総合スーパーに分類されます。親会社は大手コンビニチェーン「セブンイレブン」で有名なセブン&アイホールディングスです。

 イトーヨーカ堂は、1920年に東京・浅草で開業した洋品店「羊華堂(ようかどう)」からスタートしました。1961年には現セブン&アイホールディングス名誉会長の伊藤雅俊氏がチェーン店化し、関東地方を中心に海外にも店舗を広げた歴史があります。

 しかし、大型ショッピングセンターの台頭を背景に、イトーヨーカ堂の売上高(営業収入)は1999年をピークに減少が続いていました。2021年2月期決算では当期純利益が赤字に陥っています。このような状況を受けて、一部の有力な投資家から、不採算事業であるスーパー事業を分離するよう要求が出ています。

 日本経済新聞の報道によると、今後はコンビニ事業に集中して構造改革を進める方針とのことです。イトーヨーカ堂などスーパー事業の株式は、新たに中間持株会社を設立し外部出資を募る方式のほか、上場も検討していると報道されています。

 詳しいことはまだ明らかになっていないので、セブン&アイホールディングスの正式発表を待ちましょう。

 日本経済新聞によると、イトーヨーカ堂の企業価値は2,000億円超と試算されているようです。大型のIPO案件となる可能性が高いこと、2021年2月期決算で赤字となっていることを踏まえると、初値の上昇はあまり期待できないでしょう。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。

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