コージンバイオ(177A)

 コージンバイオの事業内容は「培地(微生物や細胞の培養に用いる生育環境のこと)の開発・製造・販売および細胞加工物の製造受託」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額92.3億円、吸収金額18.0億円)です。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

コージンバイオのホームページ画像
成長性 割安性
◎ ○
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 コージンバイオ(177A) 【東証グロース】
会社URL https://kohjin-bio.jp/
会社設立 1981年4月(43年目)
主幹事証券 野村證券
その他
狙い目証券会社
SMBC日興証券SBI証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,840円
仮条件? 1,840円 ~ 1,900円
公募価格? 1,900円
初値予想(独自) 2,200円 ~ 3,000円(3月22日時点)
初値? 2,030円 (公募価格比+130円 +6.8%)

・想定価格1,840円に対して、PER11.12倍、PBR2.08倍、配当利回り0.86%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益165.5円、1株あたり純資産886.7円、1株あたり配当金15.8円。)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 4月9日(火)~4月15日(月)
当選発表日? 4月16日(火)
購入申込期間? 4月17日(水)~4月22日(月)
上場日? 4月25日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 850,000株
売出株数(OA含む)? 127,500株
当選株数合計 977,500株

・当選株数は977,500株。売買単位が100株なので、当たりは計9,775枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 91.30% 892,500株 8,925枚 892枚
幹事 みずほ証券 2.61% 25,500株 255枚 25枚
SMBC日興証券 2.61% 25,500株 255枚 25枚
むさし証券 2.61% 25,500株 255枚 25枚
SBI証券 0.87% 8,500株 85枚 38枚

SMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
中村 孝人(社長) 53.05% 90日間
TAKAコーポレーション(株) 10.00% 90日間
オリエンタル酵母工業(株) 6.48% 90日間
コージンバイオ従業員持株会 4.23% 90日間
富士フイルム和光純薬(株) 3.36% 90日間
渡辺 恒美 2.88% 90日間
SMBC事業開発1号投資事業有限責任組合 2.40% 90日間
1.5倍
埼玉りそな銀2号投資事業組合 2.40% 90日間
1.5倍
コスモ・バイオ(株) 2.40% 90日間
ニプロ(株) 1.92% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒コージンバイオの有価証券届出書 [PDF]

  2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
売上高(百万円)? 2,276 2,826 3,251 3,947 4,743
経常利益(百万円)? 75 456 666 918 1,244
当期純利益(百万円)? △102 303 685 588 830
純資産額(百万円)? 422 748 1,419 2,217 3,018
1株あたりの純資産額(円)? 1,140 2,106 4,122 532 725
1株あたりの純利益(円)? △302 897 2,024 174 199
自己資本比率(%)? 10.0 17.3 28.9 39.6 49.2
自己資本利益率(%)? - 54.7 64.7 31.2 31.7

※2021年3月期まで単独決算。2022年3月期から連結決算。
※2022年3月期以降、株式1株につき10株の分割を反映。
・2024年3月期は、第3四半期時点で売上3,544百万円、経常利益397百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備投資資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 コージンバイオ(177A)、ヒト、動物、昆虫などの細胞を増殖させることを目的とした細胞培養用培地の開発・製造・販売をおこなっている「組織培養事業」、感染症や食品汚染の原因となる微生物を特定するための製品の開発と製造・販売をおこなっている「微生物事業」を主に展開しています。直近の業績推移を見ると、売り上げが順調に伸びており、今後の成長性も感じられます。

 公開株数は一般的で、ベンチャーキャピタルのロックアップが、公募価格比1.5倍で外れてしまいますので、この辺りから売りが増えてくると想定されます。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SMBC日興証券SBI証券から申し込み可能となっています。

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