ファンデリー(3137)

 ファンデリーの事業内容は「健康食宅配事業及び企業向けマーケティング支援事業」で、東証マザーズ上場の中型寄りの小型案件となっています。事業的に新規性は感じませんが、着実な業績の伸びからそれなりに買いを集めることができそうです。ただ、同日に大型案件のIPOがあることもあり、期待を大きく上回るような上昇はなさそうです。

ファンデリーのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 ファンデリー(3137) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.fundely.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、岩井コスモ証券、岡三オンライン証券(?)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 725円
仮条件? 725円 ~ 765円
公募価格? 765円
初値予想(独自) 1,100円 ~ 1,200円(6月21日時点)
初値? 1,546円(公募価格比+102.1%)

・想定価格725円に対するPERは17.6倍
(上場時発行済株式数6,325,500株、2015年月3期の純利益259百万円、1株当たり利益41.1円で計算)。
・初値予想を「900円 ~ 1,000円(5月22日時点)」から「1,100円 ~ 1,200円(6月21日時点)」変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月10日(水)~6月16日(火)
当選発表日? 6月17日(水)
購入申込期間? 6月18日(木)~6月23日(火)
上場日? 6月25日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 300,000株
売出株数(OA含む)? 856,900株
当選株数合計 1,156,900株

・当選株数は計1,156,900株。売買単位が100株なので、当たりは計11,569枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 86.01% 865,300株 8,653枚 865枚
幹事 野村證券 8.00% 80,500株 805枚 80枚
みずほ証券 3.00% 30,200株 302枚 30枚
いちよし証券 0.99% 10,000株 100枚 15枚
岩井コスモ証券 0.99% 10,000株 100枚 10枚
岡三証券 0.99% 10,000株 100枚 10枚

・主幹事以外だと、主幹事のSMBC日興証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
阿部 公祐(社長) 73.36%
投資事業組合オリックス9号 8.04%
宮入 知喜 5.18%
阿部 恵一 4.99%
利川 美緒 1.99%
みずほキャピタル第3号投資事業有限責任組合 1.45%
阿部 ふよう 1.07%
小島 宣夫 0.82%
阿部 美子 0.68%
利川 正治 0.22%

・社長の阿部公祐、恵一、ふよう、美子、宮入、利川氏に対し、180日間のロックアップ。
・ベンチャーキャピタルに対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
2014年
3月
2015年
3月
売上高(百万円)? 937 1,223 2,073 2,472 2,668
経常利益(百万円)? 46 34 387 403 437
当期純利益(百万円)? 44 32 215 245 259
純資産額 (百万円)? 74 106 323 - 936
1株あたりの純資産額(円)? 56,451 81,123 64.86 - 155.39
1株あたりの純利益(円)? 33,783 24,671 47.75 47.02 43.11
自己資本比率(%)? 24.9 30.6 41.1 - 70.1
自己資本利益率(%)? 85.4 35.9 104.1 - 32.2

※2012年3月期まで単独決算。2013年3月期から連結決算。2015年3月期は単独決算。
※2013年3月期以降、株式1株につき3,000株の分割を反映。
・売上、利益ともに右肩上がりで推移しており、今後の成長を期待させるのに十分な業績推移です。また、自己資本比率も高位で推移しており、財務的にも問題はないでしょう。IPOで得た資金は、人材の採用活動、広告宣伝に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ファンデリー(3137)、今後も高齢化が進んでいきますので、健康食宅配事業の潜在規模は拡大していくと予想されます。競争は厳しいでしょうが、全体のパイが拡大していけば、売上を伸ばしていくことはできそうですので、将来性は十分にあると思います。ベンチャーキャピタルに対してもロックアップがしっかりかかっていますので、それなりに初値は上がると予想しています。

 当選を狙うなら、主幹事を務めるSMBC日興証券が1人1票制を採用しているので、積極的に申し込んでいきましょう。その他、岩井コスモ証券からも申し込みが可能です。

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