国内第2弾のIEO「FCRコイン」が上場!

最終更新日:
2022年5月12日

GMOコイン公式サイトより>

 昨年国内初のIEO、パレットトークン(PLT)が上場初日に10倍以上の価格をつけ、大きな話題となりました。Coincheck(コインチェック)とフィナンシェにIEOに向けた動きが見られたため、第2弾はフィナンシェトークンかと思われていましたが、なんとGMOコインからFCRコインが先に上場することになりました!国内2例目のIEOで、プロスポーツチームとしては国内初のIEOとなります。

 FCRコインとは?というところから、前回のPLTの結果を踏まえて、くわしく解説していきます。

IEOとは?

 かんたんに説明すると、IEOとは暗号資産(仮想通貨)を使った資金調達のことです。IPOでは株式を発行・売出して資金を調達しますが、IEOでは株式の代わりに暗号資産を発行して資金を調達します。

詳細は下記コラムで解説していますので、参考にしてください。

【コラム】国内初のIEO上場、「パレットトークン(PLT)」が上場日に10倍以上の価格に!

FCRとは?

 FCRコイン(FCR)とは、琉球フットボールクラブ株式会社から発行された暗号資産です。

<出典:FC琉球公式サイトより>

 琉球フットボールクラブは2003年に発足し、2014年に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟しています。「ファン・サポーターとサッカークラブの関係性をアップデートし、現代サッカークラブ経営の新しいスタイルを示し、日本とアジアのサッカーを欧州、南米に並ぶものにする。」というビジョンを掲げており、攻撃的な<琉球スタイル>のサッカーが特徴です。

 FCRは「FC RYUKYU SOCIO」から、選手やチームへの支援、投票機能などに利用可能です。スポーツチームと暗号資産の組み合わせは、ファントークン(FT)という形で海外ではすでにはじまっており、FTの保有数に応じて記念品がもらえたり、試合へのVIP招待などの特典が受けられる仕組みです。

 暗号資産としての汎用性は低いですが、熱狂的なファンにとっては重要な資産となるでしょう。特に投票機能はチーム運営に直接参加できるため、投票期間が近づくと取引が活発になるなどの値動きがありそうですね。また今回のIEOを記念して、公式マスコットのNFT(Non-Fungible Token)をファンクラブ会員などにエアドロップ(無料配布)するそうです。

IEO第1弾、PLTの上場後の価格は?

 国内第1弾となったパレットトークン(PLT)の初値、初日高値、その後の値動きを見てみましょう。

 募集価格が「1PLT=4円」でした。
 上場日の初値は「1PLT = 6.0750円」(約1.5)、初日高値は「1PLT = 46.1290円」(約11.5)、その後8月1日には、「1PLT = 94.8000円」(約23.7倍)まで高騰しました。さすがにピンポイントで最高値を狙って売るのは難しいですが、夢がありますね。

FCRのIEOを手に入れるには?

 FCRのIEOを手に入れるためには、抽選を受けなければなりません。まずは、GMOコインに口座開設&入金をした後、抽選申込が必要です。抽選申込期間は2022年5月18日(水)14:59までなので、欲しい人は急いで準備しましょう!

FCRのIEP情報

銘柄名 FCRコイン(FCR)
募集期間 2022年4月27日~5月18日 14:59
抽選日時 5月18日 15:00
取扱開始日時 5月18日 16:30~17:00(予定)
IEO募集価格 2.2円/FCR
1口あたりの数量 2,500FCR
申込可能口数 1~9,000口
(5,775~51,975,000円※手数料含む)

IEO申込手順

①GMOコインにログインし、ホーム画面の「IEO」をクリック

②開示情報を確認後、申込み数量を入力し、「申込み内容の確認画面へ」をクリック

③申込み内容を確認し、間違いがなければ「申込する」をクリック

④申込完了です。期間内であればキャンセルも可能です。

今後のIEOはどうなるか?

 大幅上昇したPLTのIEOは2021年7月のことなので、現在の市場環境とは大きく異なります。特に直近でビットコイン(BTC)をはじめとする暗号資産の暴落が起きているため、いくらIEOとはいえ苦戦する可能性があります。
 さらに上場後の値動きは非常に荒く、リスクが高いので、持っている資産の大部分をIEOにつぎ込むような投資は避けたほうが無難だと思います。また上場後の値動きが荒いということは、セカンダリー狙いの投資も同様に難易度が高くなるでしょう。

 厳しい状況でのIEOとなってしまいましたが、まだ参考に出来るデータがほとんどないので、正直どのような値動きをするのかが予想つきません。通常の暗号資産よりは上がる要因が多いですが、損をするリスクがあることを忘れずに挑戦しましょう!

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