話題のスマホ証券を徹底比較しました!

最終更新日:
2021年2月2日

(2021年2月2日追記)
 One Tap BUYは2021年2月から「PayPay証券」へ名称変更しました。

 2017年に登場したPayPay証券(旧One Tap BUY)をはじめ、ここ数年でスマホ証券と呼ばれる新しいスタイルの証券会社が増えてきました。スマホならではのお手軽さをアピールし、若者を中心にユーザー数を伸ばしています。今回は、スマホ証券を手数料・IPO実績の両面から比較していきます!

スマホ証券の紹介

 まずは、注目のスマホ証券を3社紹介します。

PayPay証券(旧One Tap BUY)

PayPay証券

<引用:PayPay証券公式サイトより>

PayPay証券は、「最短3タップで株が買える」スマホ証券の先駆けとも言える証券会社です。厳選された日本株、米国株が1,000円から買えます。他の証券会社と違い、株単位ではなく金額指定で買えるところがポイントです。IPOは専用アプリ「誰でもIPO」で、1株単位で申し込めます。

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)

ネオモバ

<引用:ネオモバ公式サイトより>

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は、ネット証券最大手「SBI証券」と同じSBIグループのスマホ証券です。月間約定代金の合計が50万円までは、サービス利用料220円で取引し放題です!サービス利用料を払っている間は、期間固定Tポイントが200ポイントもらえるので、実質ほぼ無料に近い条件で取引できます。IPOは「ひとかぶIPO」として、ネオモバアプリから申し込めます。名前の通り、1株ずつの抽選になるので、当選人数が多いのが特長です。

LINE証券

LINE証券

<引用:LINE証券公式サイトより>

LINE証券は、利用者数8,000万人超のSNSアプリ「LINE」で投資が出来るスマホ証券です。普段使っているLINEで取引が出来るところが魅力です。LINEポイントで株が買えるので、溜まっているポイントがある人は狙い目です!IPOの取り扱いは、まだ発表されていませんが、タイムセールキャンペーンなど、独自のサービスを提供している新興証券です。

手数料で比較

 スマホ証券の手数料は、普通のネット証券と比べるとちょっと複雑です。ネオモバは月額制、PayPay証券とLINE証券は「見えない」手数料が載せられています。

表は左右にスライドしてご確認ください
証券会社名 手数料 詳細 備考 証券会社
詳細へ
PayPay証券
(国内株式)
スプレッド 基準価格の0.5% 株は1,000円から金額指定で購入 詳細
ネオモバ 月額料金
~50万円以下:   220円
~100万円以下: 1,100円
~500万円以下: 3,300円
月間の約定金額合計に応じて、
サービス利用料が決定

毎月期間固定Tポイントが
200ポイントもらえる。
詳細
LINE証券
(単元未満株)
スプレッド 日中取引:基準価格の0.05%
夜間取引:基準価格の0.5%
【日中取引】
9:00~11:20
11:30~12:20
12:30~14:50

【夜間取引】
17:00~21:00
詳細

(2020年5月時点)

 スプレッドは金融用語では「金利差・価格差」という意味です。買うときはスプレッドを上乗せ、売る時はスプレッドを差し引いた金額で取引します。例えばスプレッドが0.5%だと、10,000円の株を取引する時は次の価格になります。

買付:10,000+50=10,050円で購入
売却:10,000-50=9,950円で売却

 このように、実際の価格よりも高く買って、安く売ることになります。これは市場取引ではなく、証券会社との直接取引(相対取引)で株を売買しているためで、差額の50円が証券会社の利益になります。アプリ上の取引価格には、すでにスプレッドが加減算された金額が表示されています。取引手数料が無料でも、売買価格に見えない手数料が含まれていることがあるので、注意しましょう。
 とは言え、100万円分買ったとしても、5,000円です。対面式の証券会社の半分以下なので、かなり安いのは違いありません。

IPO実績で比較

 続いて、過去のIPO取扱数で比較していきます。個人投資家への配分数は、日本証券業協会の資料を参考にしました。

■PayPay証券

上場日 企業名 割当株数 1人あたり
配分数
2018年
12月19日
ソフトバンク
(9434)
255,700株 30株

■ネオモバ

上場日 企業名 割当株数 1人あたり
配分数
2019年
12月18日
BuySell Technologies
(7685)
非公開 -
2020年
3月31日
Macbee Planet
(7095)
未発表 -
2020年
3月26日
アディッシュ
(7093)
未発表 -

■LINE証券

上場日 企業名 割当株数 1人あたり
配分数
IPO取扱なし

 PayPay証券は最初の1社のみ、ネオモバは3社でした。LINE証券はまだIPOの取り扱い予定はありません。ネオモバは2019年12月からIPOの取り扱いをはじめたことを考えると、なかなか健闘しているのではないでしょうか。SBIホールディングスの会社なので、同じグループのSBI証券が主幹事の時は委託配分に期待できるのが大きいですね!

 スマホ証券のIPOは、「1株単位で当選する」ため、当選者数が多いのが特徴です。例えば、委託配分で500株配分された時、1単元ずつの当選では5人しか当たりません。一方、1株単位の当選であれば、500株配分でも最大500人当選します!資金が少なくても当選する可能性があるので、初心者にもおすすめです。

まとめ

 スマホ証券は、何と言ってもスマホだけで完結するお手軽さが魅力です。IPO投資では、取扱数や割当株数が少なめなのが難点です。ただし、1株単位で抽選している場合、他の委託配分のみの証券会社よりも約100倍当たりやすい計算になります。その分初値売りの利益も下がりますが、S級のIPOでも当選のチャンスが広がるのは夢があります!

 新しいツールであるスマホ証券を使いこなして、株式投資もIPO投資も幅を広げていきましょう!

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