国際紙パルプ商事(9274)

(6月5日追記)
仮条件の下限が想定価格を大きく下回ったので、総合評価(「C」から「D」へ)を引き下げました。

 国際紙パルプ商事の事業内容は「国内外における紙パルプ卸売業」で、上場市場未定の中型案件(想定時価総額254.7億円、吸収金額27.7億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、その他の条件がきびしく、初値の大幅な上昇は期待しづらくなっています。

国際紙パルプ商事のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 国際紙パルプ商事(9274) 【東証1部】
会社URL http://www.kppc.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券SBI証券岡三オンライン証券マネックス証券
カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 344円
仮条件? 314円 ~ 344円
公募価格? 344円
初値予想(独自) 340円 ~ 390円(6月5日時点)
初値? 450円 (公募価格比+106円 +30.8%)

・想定価格344円に対して、PER11.5倍、PBR0.55倍、配当利回り2.11%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益29.9円、1株あたり純資産624.9円、1株あたり配当金7.2円。)
・初値予想を「350円 ~ 360円(5月21日時点)」から「340円 ~ 390円(6月5日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月7日(木)~6月13日(水)
当選発表日? 6月14日(木)
購入申込期間? 6月18日(月)~6月21日(木)
上場日? 6月26日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 7,000,000株
売出株数(OA含む)? 1,050,000株
当選株数合計 8,050,000株

・当選株数は8,050,000株。売買単位が100株なので、当たりは計80,500枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 86.00% 6,020,000株 60,200枚 6,020枚
幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
5.00% 350,000株 3,500枚 350枚
SMBC日興証券 5.00% 350,000株 3,500枚 350枚
岡三証券 2.00% 140,000株 1,400枚 140枚
いちよし証券 1.00% 70,000株 700枚 105枚
SBI証券 1.00% 70,000株 700枚 315枚

SMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券から申し込みが可能となりました(5月22日追記)。
・その他、マネックス証券から申し込みが可能となりました(5月23日追記)。
・その他、カブドットコム証券から申し込みが可能となりました(5月28日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
王子ホールディングス(株) 18.90% 90日間
1.5倍
日本製紙(株) 10.05% 90日間
1.5倍
(株)みずほ銀行 4.24% 90日間
1.5倍
(株)三菱UFJ銀行 3.89% 90日間
1.5倍
(株)三井住友銀行 3.89% 90日間
1.5倍
農林中央金庫 3.89% 90日間
1.5倍
国際紙パルプ商事従業員持株会 3.86%  
北越紀州製紙(株) 3.74% 90日間
1.5倍
三菱UFJ信託銀行(株) 3.23% 90日間
1.5倍
三井住友海上火災保険(株) 2.71% 90日間
1.5倍

 

企業業績のデータ(5年分)

  2014年
3月
2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
売上高(百万円)? 327,512 375,098 387,594 389,678 366,777
経常利益(百万円)? 2,147 3,013 1,957 1,853 1,114
当期純利益(百万円)? 5 2,032 1,126 1,215 2,215
純資産額 (百万円)? 34,132 38,300 41,281 40,969 44,044
1株あたりの純資産額(円)? 510 573 618 614 660
1株あたりの純利益(円)? 0 31 17 18 33
自己資本比率(%)? 19.3 20.9 21.0 22.1 23.8
自己資本利益率(%)? 0.0 5.6 2.8 3.0 5.2

・2018年3月期は、第3四半期時点で売上283,403百万円、経常利益2,403百万円となっています。IPOで得た資金は、社内基幹システム関連の設備投資、借入金の返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 国際紙パルプ商事(9274)、事業内容が地味で、公開株数も多く需給的にも人気化しにくそうな案件ですが、想定価格が割安な水準にありますので、小幅な上昇が期待できます。とりあえず、仮条件の水準が想定価格を上回るかどうかで人気具合を確認してから、申し込むかどうか決定しようと思います。ネット証券では、SMBC日興証券SBI証券岡三オンライン証券マネックス証券カブドットコム証券から申し込むことができます。


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