岐阜造園(1438)

(10月30日追記)
過去の名証2部上場の案件を見直したところ、初値がそれほど上がらない傾向があったので、総合評価を「B」から「C」へ引き下げました。それに合わせて、初値予想も少し引き下げました。

 岐阜造園の事業内容は「造園緑化工事の設計・施工・メンテナンス等」で、名証2部上場の超小型案件(吸収金額5億円、想定時価総額14億円)です。かなり地味系ですが、業績はしっかり黒字で安定しており、割安なうえに配当も出していることから、底値はかなり固いと思います。

成長性 割安性
○ ◎
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 岐阜造園(1438) 【名証2部】
会社URL http://www.gifu-zohen.co.jp/
狙い目証券会社 東海東京証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券、安藤証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,000円
仮条件? 1,000円 ~ 1,150円
公募価格? 1,150円
初値予想(独自) 1,200円 ~ 1,350円(10月30日時点)
初値? 1,191円(公募価格比 +41円 +3.6%)

・想定価格1,000円に対して、PER6.0倍、PBR0.45倍、配当利回り2.15%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
 1株あたり利益166.4円、1株あたり純資産2,242.3円、1株あたり配当金21.5円。)
・初値予想を「1,400円 ~ 1,600円(9月28日時点)」から「1,200円 ~ 1,350円(10月30日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月14日(金)~10月21日(金)
当選発表日? 10月24日(月)
購入申込期間? 10月25日(火)~10月27日(木)
上場日? 11月1日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 400,000株
売出株数(OA含む)? 60,000株
当選株数合計 460,000株

・当選株数は計460,000株。売買単位が100株なので、当たりは計4,600枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 東海東京証券 90.00% 360,000株 3,600枚 360枚
幹事 SMBC日興証券 5.00% 20,000株 2,000枚 200枚
SBI証券 3.00% 12,000株 120枚 54枚
エイチエス証券 1.00% 4,000株 40枚 4枚
安藤証券 1.00% 4,000株 40枚 4枚

東海東京証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券、安藤証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
小栗 達弘(社長) 27.61% 180日間
小栗 弘 26.36%
小栗 勝郎 26.00% 180日間
岐阜造園社員持株会 7.11%
伊藤 俊秀 1.48%
舟橋 恵一 1.48% 180日間
山﨑 茂 1.48%
山田 準 1.48% 180日間
川下 保博 0.99% 180日間
小栗 育子 0.65%

 

企業業績のデータ(5年分)

  2011年
9月
2012年
9月
2013年
9月
2014年
9月
2015年
9月
売上高(百万円)? 2,299 1,958 2,008 3,868 4,167
経常利益(百万円)? 158 88 118 262 349
当期純利益(百万円)? 86 △36 88 141 235
純資産額 (百万円)? 1,092 1,026 1,118 1,239 1,474
1株あたりの純資産額(円)? 10,761 10,110 11,020 1,221 1,452
1株あたりの純利益(円)? 851.07 △362.83 872.53 138.94 232.04
自己資本比率(%)? 65.3 58.4 57.8 49.1 52.4
自己資本利益率(%)? 8.4 - 8.3 11.9 17.4

※2013年9月期まで単独決算。2014年9月期から連結決算。
※2014年9月期以降、株式1株につき10株の分割を反映。
・2016年9月期は、第3四半期時点で売上3,172百万円、経常利益328百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備投資、採用費、人件費、広告宣伝費に充てる予定です。

管理人からのコメント

 岐阜造園(1438)、地味系で名証2部というマイナー取引所に上場するとあっては、初値が高騰することはなさそうです。ただ、実態はしっかりしており、純粋な投資対象としては魅力的なので、底値はそれなりの水準になりそうです。大株主に対するロックアップのかかりは緩いですが、急いで売りに出すような印象はないです。

 ネット証券では、東海東京証券(主幹事)がねらい目で、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券、安藤証券からも申し込みができます。

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