オークネット(3964)

(2017年2月23日追記)
 2016年8月26日に一度上場が承認されましたが、同年9月9日に取りやめをおこない、再び上場を目指して承認されました。

 オークネットの事業内容は「インターネットを利用したオークションの主催および運営などの情報流通支援サービス業」で、東証上場の大型案件(想定時価総額281.1億円、吸収金額59.3億円)です。ネットオークションに対する新規性はだいぶ薄れており、これだけ大きな規模の案件となると、さすがに初値の大幅な上昇は期待しづらいです。

オークネットのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 オークネット(3964) 【東証1部】
会社URL http://www.aucnet.co.jp/
狙い目証券会社 マネックス証券カブドットコム証券、安藤証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,070円
仮条件? 1,070円 ~ 1,100円
公募価格? 1,100円
初値予想(独自) 1,100円 ~ 1,300円(2月23日時点)
初値? 1,300円(公募価格比 +200円 +18.2%)

・想定価格1,070円に対して、PER15.0倍、PBR2.32倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
 1株あたり利益71.1円、1株あたり純資産461.1円、1株あたり配当金-円。)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月10日(金)~3月16日(木)
当選発表日? 3月17日(金)
購入申込期間? 3月21日(火)~3月24日(金)
上場日? 3月29日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 2,200,000株
売出株数(OA含む)? 3,343,000株
当選株数合計 5,543,000株

・当選株数は5,543,000株。売買単位が100株なので、当たりは計55,430枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 86.00% 4,145,200株 41,452枚 4,145枚
幹事 みずほ証券 5.50% 265,100株 2,651枚 265枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
3.50% 168,700株 1,687枚 168枚
エース証券 2.00% 96,400株 964枚 96枚
いちよし証券 2.00% 96,400株 964枚 144枚
マネックス証券 1.00% 48,200株 482枚 482枚

・主幹事以外だと、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、カブドットコム証券から申し込みが可能となりました(3月1日追記)。
・その他、安藤証券から申し込みが可能となりました(3月9日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
フレックスコーポレーション(株) 46.17% 90日間
(株) オリエントコーポレーション
14.18% 90日間
(株)ナマイ・アセットマネジメント 7.48% 90日間
(株)オークネット 5.61%
藤崎 清孝(社長) 4.90% 90日間
藤崎 慎一郎 3.72% 90日間
藤崎 真弘 3.60% 90日間
フレックス(株) 3.16% 90日間
オークネットグループ従業員持株会 1.54%
佐藤 穂佳 1.50% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2011年
12月
2012年
12月
2013年
12月
2014年
12月
2015年
12月
売上高(百万円)? - 9,336 9,807 16,790 19,299
経常利益(百万円)? △434 923 1,203 3,250 4,264
当期純利益(百万円)? 316 △92 285 1,233 1,869
純資産額 (百万円)? 2,840 2,870 3,219 6,744 9,944
1株あたりの純資産額(円)? 27,734 28,029 31,441 324 412
1株あたりの純利益(円)? 2,792 △901 2,788 60 91
自己資本比率(%)? 12.9 20.6 23.6 28.0 43.3
自己資本利益率(%)? 8.2 △1.1 9.4 20.3 22.7

※2013年12月期まで単独決算。2014年12月期から連結決算。
※2014年12月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・2016年12月期は、第3四半期時点で売上14,518百万円、経常利益2,821百万円を達成しています。IPOで得た資金は、借入金の返済、新規事業の開発、業務委託費などに充てる予定です。

管理人からのコメント

 オークネット(3964)、オークションで取り扱う商品は、中古車、中古バイク、中古スマートフォン、中古PCなどですが、いずれもすでに事業として成熟段階にあり、これから大きく成長していくイメージが持てません。直近の業績推移は右肩上がりで伸びていますが、2017年12月期は第3四半期までの業績を見る限り、やや頭打ち気味に見えます。想定価格がそれなりに割安感がある水準なので、値崩れを起こす感じではありませんが、あまり初値の上昇は期待できないです。

 ネット証券では、マネックス証券カブドットコム証券、安藤証券から申し込みができます。


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