パルマ(3461)

 パルマの事業内容は「セルフストレージ(レンタル収納スペース、トランクルーム)ビジネスソリューションプロバイダ事業」で、マザーズ上場の小型案件です。地味な事業のうえ、差別化もむずかしく、注目を集めるには物足りなさを感じます。また、割安感もありませんし、初値はあまり期待できないでしょう。

パルマのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
△ c


基本情報

会社名 パルマ(3461) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.palma.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券マネックス証券楽天証券
大和証券岩井コスモ証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,350円
仮条件? 1,250円 ~ 1,350円
公募価格? 1,350円
初値予想(独自) 1,350円 ~ 1,500円(7月9日時点)
初値? 2,302円(公募価格比+70.5%)

・想定価格1,350円に対するPER45.3倍
(上場時発行済株式数1,288,600株、2014年月9期の純利益38百万円、1株当たり利益29.8円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 7月27日(月)~7月31日(金)
当選発表日? 8月3日(月)
購入申込期間? 8月4日(火)~8月7日(金)
上場日? 8月11日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 235,000株
売出株数(OA含む)? 200,000株
当選株数合計 435,000株

・当選株数は計435,000株。売買単位が100株なので、当たりは計4,350枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 いちよし証券 70.00% 280,000株 2,800枚 420枚
幹事 SMBC日興証券 7.00% 28,000株 280枚 28枚
みずほ証券 7.00% 28,000株 280枚 28枚
SBI証券 7.00% 28,000株 280枚 126枚
野村證券 3.00% 12,000株 120枚 12枚
大和証券 3.00% 12,000株 120枚 12枚
岩井コスモ証券 1.00% 4,000株 40枚 4枚
エース証券 1.00% 4,000株 40枚 4枚
マネックス証券 1.00% 4,000株 40枚 40枚

・主幹事以外だと、副幹事のSMBC日興証券SBI証券マネックス証券大和証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
楽天証券から申し込みが可能になりました。(8月6日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(株)ディア・ライフ 78.71%
高野 茂久(社長) 15.91%
上村 卓也 2.00%
青木 寛 1.43%
萩原 且彦 0.32%
輿水 英行 0.32%
三戸部 愛 0.19%
遠藤 智美 0.13%
鈴木 秀長 0.13%
原口 尚美 0.13%

・(株)ディア・ライフに対し、180日間のロックアップ(公募価格から2倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
9月
2011年
9月
2012年
9月
2013年
9月
2014年
9月
売上高(百万円)? 209 249 280 368 472
経常利益(百万円)? 33 34 61 56 79
当期純利益(百万円)? 65 54 28 22 38
純資産額 (百万円)? 44 99 107 110 166
1株あたりの純資産額(円)? 18,004 40,081 43,618 112.02 156.85
1株あたりの純利益(円)? 26,637 22,077 11,616 23.18 38.38
自己資本比率(%)? 22.27 29.95 30.85 25.36 43.28
自己資本利益率(%)? 568.53 76.02 27.76 20.97 27.81

※2013年9月期以降、株式1株につき400株の分割を反映。
・2015年9月期は、第2四半期時点で売上325百万円、経常利益41百万円となっています。売上は右肩上がりで推移していますが、利益はちょっと頭打ち気味です。IPOで得た資金は、設備投資、ターンキーソリューションサービスにおける運転資金(セルフストレージ物件の仕入れ資金)

管理人からのコメント

 パルマ(3461)、たしかに売上は増えているのですが、利益がそれにともなって伸びていませんね。レンタル収納やトランクルーム事業は、ノウハウもとくに必要ありませんし、土地があればだれでも始めることができます。よって、儲かる状況であれば他者が参入してきますし、参入者が増えれば、やがて価格競争が起き、しだいに利幅は低くなっていきます。おそらく、このような事情が業績に表れているのではないでしょうか。マザーズの小型案件とは言え、さすがに人気化はむずかしいでしょう。

 当選を狙うなら、副幹事のSMBC日興証券が1人1票制を採用しているので狙い目です。その他、SBI証券マネックス証券楽天証券大和証券岩井コスモ証券からも申し込みが可能となっています。

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