かんぽ生命保険(7181)

(追記:2015年10月19日)

 SBI証券からかんぽ生命保険に当選しました! 

かんぽ生命保険IPO当選(SBI証券)

 かんぽ生命保険の事業内容は「生命保険業」で、東証1部上場の超大型案件となっています。同時に上場する郵政関連のIPOの中では一番規模が小さいのですが、それでも市場から集める金額は1,420億円ほどあります。

かんぽ生命保険のホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
◎ c


基本情報

会社名 かんぽ生命保険(7181) 【東証1部】
会社URL http://www.jp-life.japanpost.jp/
狙い目証券会社 カブドットコム証券(グローバルコーディネーター:郵政IPOの束ね役)
大和証券 (共同主幹事)、SMBC日興証券(共同主幹事)
東海東京証券(共同主幹事)
マネックス証券SBI証券松井証券むさし証券
安藤証券、岡三オンライン証券、楽天証券岩井コスモ証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,150円
仮条件? 1,900円 ~ 2,200円
公募価格? 2,200円
初値予想(独自) 2,150円 ~ 2,300円(9月10日時点)
初値? 2,929円(公募価格比+33.1%)

・想定価格2,150円に対するPERは15.9倍
(上場時発行済株式数600,000,000株、2015年3月期の純利益81,323百万円、1株当たり利益135.5円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月8日(木)~10月16日(金)
当選発表日? 10月19日(月)
購入申込期間? 10月20日(火)~10月23日(金)
上場日? 11月4日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 0株
売出株数(OA含む)? 66,000,000株
当選株数合計 66,000,000株

・当選株数は計66,000,000株。売買単位が100株なので、当たりは計660,000枚
・当選本数はかなり多く、非常に当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
グローバルコーディネーター 野村證券 19.98% 13,189,500株 131,895枚 13,189枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
19.98% 13,189,500株 131,895枚 13,189枚
ゴールドマン・
サックス証券
4.64% 3,062,400株 30,624枚 -枚
JPモルガン証券 4.64% 3,062,400株 30,624枚 -枚
共同主幹事 大和証券  7.80% 5,148,100株 51,481枚 7,722枚
みずほ証券 7.80% 5,148,100株 51,481枚 5,148枚
SMBC日興証券 7.80% 5,148,100株 51,481枚 5,148枚
岡三証券
(岡三オンライン証券を含む)
1.14% 755,100株 7,551枚 755枚
東海東京証券 1.14% 755,100株 7,551枚 755枚
幹事 いちよし証券 0.74% 488,800株 4,888枚 732枚
SMBC
フレンド証券
0.74% 488,800株 4,888枚 48枚
藍澤證券 0.35% 232,300株 2,323枚 -枚
岩井コスモ証券 0.35% 232,300株 2,323枚 232枚
東洋証券 0.35% 232,300株 2,323枚 232枚
丸三証券 0.35% 232,300株 2,323枚 232枚
水戸証券 0.35% 232,300株 2,323枚 -枚
マネックス証券 0.31% 205,900株 2,059枚 2,059枚
SBI証券 0.31% 205,900株 2,059枚 926枚
松井証券 0.15% 100,300株 1,003枚 702枚
エイチエス証券 0.10% 63,400株 634枚 317枚
エース証券 0.10% 63,400株 634枚 63枚
極東証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
高木証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
立花証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
ちばぎん証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
内藤証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
日本アジア証券 0.10% 63,400株 634枚 -枚
むさし証券 0.10% 63,400株 634枚 126枚
光世証券 0.03% 21,100株 211枚 -枚
リテラクレア証券 0.03% 21,100株 211枚 -枚
クレディ・
スイス証券
0.02% 15,900株 159枚 -枚
ドイツ証券 0.02% 15,900株 159枚 -枚
バークレイズ証券 0.02% 15,900株 159枚 -枚
メリルリンチ
日本証券
0.02% 15,900株 159枚 -枚
UBS証券 0.02% 15,900株 159枚 -枚
シティ
グループ証券
0.02% 13,200株 132枚 -枚
あかつき証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
安藤証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
今村証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
ウツミ屋証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
岡三
にいがた証券
0.00% 2,600株 26枚 -枚
岡地証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
木村証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
共和証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
上光証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
長野證券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
中原証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
新潟証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
西日本
シティTT証券
0.00% 2,600株 26枚 -枚
西村証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
日産
センチュリー証券
0.00% 2,600株 26枚 -枚
ニュース証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
八十二証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
ばんせい証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
フィリップ証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
ふくおか証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
三木証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
三田証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
山和証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
豊証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚
リーディング証券 0.00% 2,600株 26枚 -枚

・今回の郵政IPOの束ね役であるグローバルコーディネーターの三菱UFJモルガン・スタンレー証券からIPO株が配分されるカブドットコム証券、共同主幹事の大和証券SMBC日興証券東海東京証券、その他、マネックス証券SBI証券松井証券むさし証券、安藤証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券、楽天証券から申し込みが可能となりました。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
日本郵政(株) 100%

・日本郵政(株)に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2012年
3月
2013年
3月
2014年
3月
2015年
3月
保険料等収入(百万円) 6,856,486 6,481,772 5,911,643 5,956,715
資産運用収益(百万円) 1,631,764 1,560,789 1,540,615 1,460,745
経常利益(百万円)? 531,388 529,375 462,748 492,625
当期純利益(百万円)? 67,734 91,000 62,802 81,323
純資産額 (百万円)? 1,292,077 1,464,771 1,538,136 1,975,727
1株あたりの純資産額(円)? 64,603 73,238 2,563 3,292
1株あたりの純利益(円)? 3,386 4,550 104.67 135.54
自己資本比率(%)? 1.4 1.6 1.8 2.3
自己資本利益率(%)? 5.4 6.6 4.2 4.6

※2013年3月期まで単独決算。2014年3月期から連結決算。
・保険料等収入、資産運用収益ともに頭打ち気味です。また、今後も少子化の影響から、保険加入者が増えていくことは考えづらく、将来性は乏しいと言わざるをえません。自己資本比率がかなり低いですが、これは生命保険業のしくみ上、仕方のないことなのであまり気にする必要はありません。

 生命保険会社の健全性を示す指標に、「ソルベンシーマージン比率(高いほど健全)」というものがありますが、かんぽ生命保険は1,600%を超えており、かなり健全と言えます(大手の日本生命、第一生命は800%ほど)。

管理人からのコメント

 かんぽ生命保険(7181)、普通の新規上場会社と違い、郵政民営化の流れで強制的に上場することになったため、正直、将来性に欠ける案件です。今後の展開は、この上場を機にどれだけ規制緩和が進むかで決まりそうですが、今のところ見通しは明るくないです。ただ、日経平均やTOPIXを目標に運用するファンドは、しくみ上、組み込まないといけないので、大きな買い支え役となってくれるでしょう。

 ネット証券では、カブドットコム証券大和証券SMBC日興証券東海東京証券マネックス証券SBI証券松井証券むさし証券、安藤証券、岡三オンライン証券、楽天証券岩井コスモ証券から申し込みが可能となっています。とりあえず、申し込み期限までに相場が少しは改善してくれるといいのですが。さすがに今の状況だと良い結果が期待できません。

↑