平山(7781)

 平山の事業内容は「製造コンサルティング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、人材派遣事業、有料職業紹介事業」で、ジャスダック上場の小型案件となっています。売上構成の80%超をアウトソーシング事業が占めており、事業に新規性を感じませんので、人気化は期待しづらいでしょう。

平山のホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 平山(7781) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.hirayamastaff.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券楽天証券東海東京証券カブドットコム証券(?)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,080円
仮条件? 2,030円 ~ 2,130円
公募価格? 2,130円
初値予想(独自) 2,200円 ~ 2,300円(6月5日時点)
初値? 2,758円(公募価格比+29.5%)

・想定価格2,080円に対するPERは19.1倍
(上場時発行済株式数1,675,200株、2014年6月期の純利益182百万円、1株当たり利益108.9円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月23日(火)~6月29日(月)
当選発表日? 6月30日(火)
購入申込期間? 7月2日(木)~7月7日(火)
上場日? 7月10日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 260,000株
売出株数(OA含む)? 223,000株
当選株数合計 483,000株

・当選株数は計483,000株。売買単位が100株なので、当たりは計4,830枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 みずほ証券 85.00% 357,000株 3,570枚 357枚
幹事 野村證券 6.00% 25,200株 252枚 25枚
SBI証券 4.00% 16,800株 168枚 75枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
3.00% 12,600株 126枚 12枚
東海東京証券 2.00% 8,400株 84枚 8枚

・主幹事以外だと、SBI証券東海東京証券から当選のチャンス。
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事なので、後からカブドットコム証券の取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、楽天証券から申し込みが可能となりました(6月24日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(株)スリーアローズ 26.83%
平山善一(社長) 24.76%
平山惠一 12.68%
ハクトコーポレーション(株) 11.20%
平山智一 5.13%
柴田寛 3.40%
(有)平寛堂 2.65%
平山上一 2.54%
(株)平山 2.42%
谷口久志 2.02%

・社長の平山善一、恵一氏、(株)スリーアローズ、ハクトコーポレーション(株)に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
6月
2011年
6月
2012年
6月
2013年
6月
2014年
6月
売上高(百万円)? 5,377 5,523 5,787 7,421 8,250
経常利益(百万円)? 169 240 96 314 325
当期純利益(百万円)? 52 65 27 153 182
純資産額 (百万円)? 915 973 970 1,126 1,283
1株あたりの純資産額(円)? 128,446 136,677 136,209 822.48 937.62
1株あたりの純利益(円)? 7,358 9,324 3,851 110.56 133.87
自己資本比率(%)? 43.6 40.0 38.8 35.4 31.6
自己資本利益率(%)? 5.9 7.0 2.8 14.5 15.2

※2012年6月期まで単独決算。2013年6月期から連結決算。
※2013年6月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・2015年6月期は、第3四半期時点で売上6,659百万円、経常利益293百万円となっています。業績は、景気に応じて上下しているようで、会社自体の成長性はとくに感じません。IPOで得た資金は、全額を人材募集のための採用広告費として充てる予定です。

管理人からのコメント

 平山(7781)、アウトソーシング事業を主とする上場企業は何十社もあり、事業の新規性という点で人気化することはないでしょう。また、すでに市場自体も飽和していますので成長性に乏しく、業績を見ても将来性を感じません。想定価格の水準も割安ではありませんし、さすがに、この内容で初値が大きく上昇することを期待するのはむずかしいでしょう。

 ネット証券では、SBI証券楽天証券東海東京証券から申し込みが可能となっています。

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