土木管理総合試験所(6171)

 土木管理総合試験所の事業内容は、「土木建設工事に必要となる試験・調査・分析を行う試験総合サービス事業及び住宅地盤の安定性を高めるための地盤補強サービス事業」で、東証2部上場の小型寄りの中型案件となっています。アベノミクスの影響が薄れつつある中での上場ですので、買いが入りにくそうです。

土木管理総合試験所のホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
△ c


基本情報

会社名 土木管理総合試験所(6171) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.dksiken.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券大和証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,250円
仮条件? 1,200円 ~ 1,250円
公募価格? 1,250円
初値予想(独自) 1,300円 ~ 1,400円(7月26日時点)
初値? 1,220円(公募価格比-2.4%)

・想定価格1,250円に対するPERは25.2倍
(上場時発行済株式数3,040,000株、2014年12月期の純利益151百万円、1株当たり利益49.7円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 8月10日(月)~8月14日(金)
当選発表日? 8月17日(月)
購入申込期間? 8月18日(火)~8月21日(金)
上場日? 8月26日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 700,000株
売出株数(OA含む)? 599,500株
当選株数合計 1,299,500株

・当選株数は計1,299,500株。売買単位が100株なので、当たりは計12,995枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 85.00% 960,500株 9,605枚 960枚
幹事 みずほ証券 7.00% 79,100株 791枚 79枚
高木証券 3.00% 33,900株 339枚 33枚
SMBC日興証券 3.00% 33,900株 339枚 33枚
八十二証券 1.00% 11,300株 113枚 11枚
大和証券 1.00% 11,300株 113枚 16枚

・主幹事以外だと、SMBC日興証券大和証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(株)Feel 30.61%
下平 雄二(社長) 20.40%
下平 美奈子 10.20%
長嶋 範子 7.52%
土木管理総合試験所従業員持株会 6.85%
(株)土木管理総合試験所 4.29%
長嶋 章 4.15%
八十二5号投資事業有限責任組合 3.79%
下平 絵里加 3.37%
下平 真里奈 3.37%

・(株)Feelと個人の大株主に対し、90日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
12月
2011年
12月
2012年
12月
2013年
12月
2014年
12月
売上高(百万円)? 2,518 2,695 3,078 3,809 4,053
経常利益(百万円)? 117 145 287 348 295
当期純利益(百万円)? 80 81 172 199 151
純資産額 (百万円)? 505 569 723 911 1,050
1株あたりの純資産額(円)? 43,411 49,837 64,671 407.11 469.46
1株あたりの純利益(円)? 6,987 7,037 15,323 89.11 67.49
自己資本比率(%)? 48.3 46.0 45.1 41.1 45.8
自己資本利益率(%)? 17.3 15.1 26.7 24.4 15.4

※2012年12月期まで単独決算。2013年12月期から連結決算。
※2013年12月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・アベノミクスによる公共事業の拡大効果で、2012年12月期以降、業績が拡大しています。ただ、今後は公共事業の拡大は見込めませんので、成長性という点ではきびしくなるでしょう。IPOで得た資金は、今後見込まれる試験総合サービスの需要拡大に備えるため、西日本試験センターの新設資金などに充てる予定です。

管理人からのコメント

 土木管理総合試験所(6171)、アベノミクスの影響が濃かった2012年から2013年あたりだったら、おもしろい案件ですが、すでにその影響が薄れつつある今となっては、投資家の注目度も低そうです。とりあえず、直近5年の業績は安定していますので、雰囲気的に公募割れは回避できそうですが、大幅な上昇は期待できなさそうです。

 当選を狙うなら、1人1票制を採用しているSMBC日興証券大和証券から申し込みが可能となっています。

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