東武住販(3297)

(追記:2014年5月15日)

SBI証券から東武住販に当選しました!

東武住販の当選画像

 東武住販は、「不動産の売買や賃貸、その他関連サービス」を事業としておこなっています。JASDAQ上場の小型案件で“約1か月ぶり”となるIPOですから、市場の注目度は高そうです。ただ、事業自体は地方都市(福岡・山口)の不動産屋なので、今の閑散としてきた相場では初値高騰は期待しにくいです。

東武住販のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 東武住販(3297) 【JASDAQスタンダードと福岡Q-Boardの重複上場】
会社URL http://toubu.co.jp/
狙い目証券会社 東海東京証券(副幹事)、SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,250円
仮条件? 1,050円 ~ 1,250円
公募価格? 1,250円(5月15日時点)
初値予想(独自) 1,400円 ~ 1,600円(5月15日時点)
初値? 1,400円 (公募価格比 +12.00%)

・想定価格1,250円は、2013年5月期の1株あたり利益154.57円の8.1倍。同業者もこのあたりの水準に位置してるため、想定価格は妥当な水準と言えます。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 5月9日(金)~5月14日(水)
当選発表日? 5月15日(木)
購入申込期間? 5月16日(金)~5月20日(火)
上場日? 5月22日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 270,000株
売出株数(OA含む)? 140,000株
当選株数合計 410,000株

・当選株数は計410,000株。売買単位が100株なので、当たりは計4,100枚
・当選本数は少なく、当選確率は低めになっています。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 東洋証券 77.87% 278,000株 2,780枚 278枚
幹事 東海東京証券 5.01% 17,900株 179枚 17枚
SBI証券 5.01% 17,900株 179枚 80枚
SMBC
フレンド証券
2.02% 7,200株 72枚 7枚
岡三証券 2.02% 7,200株 72枚 7枚
エイチ・エス証券 2.02% 7,200株 72枚 36枚
エース証券 2.02% 7,200株 72枚 7枚
ふくおか証券 2.02% 7,200株 72枚 7枚
西日本
シティTT証券
2.02% 7,200株 72枚 7枚

・ネット証券では、東海東京証券(副幹事)、SBI証券から当選のチャンスです。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
荻野 利浩(社長) 67.88%
やまぐち地域総合支援ファンド投資事業有限責任組合 5.62%
大阪中小企業投資育成(株) 3.72%
社員持株会 1.96%
山口キャピタル(株) 1.82%
磯本 憲二 1.69%
荻野 しとみ 1.62%
森安 昌子 0.94%
イー・ティー・エス(株) 0.67%
(株)野口工務店 0.67%

・社長の萩野利浩に対し、180日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
5月
2010年
5月
2011年
5月
2012年
5月
2013年
5月
売上高(百万円)? 2,157 1,664 2,495 3,236 3,579
経常利益(百万円)? 25 72 152 212 261
当期純利益(百万円)? 67 △32 85 111 150
純資産額 (百万円)? 1,328 1,662 1,881 2,165 2,528
1株あたりの純資産額(円)? 473,610 397,258 468,096 753.89 907.02
1株あたりの純利益(円)? 74,795 △35,876 77,750 137.05 154.57
自己資本比率(%)? 32.1 26.3 28.0 34.5 35.4
自己資本利益率(%)? 17.1 - 17.8 17.5 18.3

・直近は売り上げ、利益ともに拡大基調にありますが、今後は消費税引き上げによる駆け込み需要の反動が出てきますので、今後の成長性には懐疑的です。

管理人からのコメント

 アベノミクスの波に乗って昨年から住宅会社の上場が相次いでいますが、もう「その波は終わった」と思うんですよね。しかも、福岡・山口県を地盤とする東武住販(3297)は、その中でも地味さが際立っています。昨年の活況の中であればまだしも、今の相場ではとても初値が切り上がっていくイメージが持てません。

 それでも、約1か月ぶりの小型IPOということで、ある程度のところまでは上昇してくれるのではないでしょうか。IPO当選は、東海東京証券(副幹事)、SBI証券から期待できます。

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