M&Aキャピタルパートナーズ(6080)

 M&Aキャピタルパートナーズは、企業の合併・買収(M&A)にかかわるアドバイスや、それを助ける企業価値査定などのサービスをおこなっています。主に、オーナーの高齢化が進む中小企業の救済を目的としておこなっており、「世界展開をにらんだ大型企業の買収」といったような華やかさはありませんが、人気化しやすい“マザーズ上場の小型銘柄”ということで、初値は高騰が期待できます。

M&Aキャピタルパートナーズのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ a


基本情報

会社名 M&Aキャピタルパートナーズ(6080) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.ma-cp.com/
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,480円
仮条件? 2,900円 ~ 3,000円
公募価格? 3,000円
初値予想(独自)
初値? 10,000円 (公募価格比 +233.3%)

・公募価格は3,000円で、2013年9月期の1株あたり利益166.41円の18倍となっています。通常、この値が15倍~20倍が適正と言われていますので、まぁ妥当な価格と言えるでしょう。

抽選申込期間? 11月1日(金)~11月8日(金)
当選発表日? 11月11日(月)
購入申込期間? 11月12日(火)~11月15日(金)
上場日? 11月20日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 150,000株
売出株数(OA含む)? 22,500株
当選株数合計 172,500株

・当選株数は計172,500株。売買単位が100株なので、当たりは計1,725枚
・当選本数がわずかなため、非常に当たりにくくなっています。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 88% 132,000株 1,320枚 132枚
幹事 岡三証券 2% 3,000株 30枚 3枚
SBI証券 2% 3,000株 30枚 13枚
エイチ・エス証券 2% 3,000株 30枚 15枚
東海東京証券 1% 1,500株 15枚 1枚
SMBC
フレンド証券
1% 1,500株 15枚 1枚
いちよし証券 1% 1,500株 15枚 2枚
丸三証券 1% 1,500株 15枚 1枚
みずほ証券 1% 1,500株 15枚 1枚
水戸証券 1% 1,500株 15枚 1枚

・ネット証券から申し込むなら、SBI証券が狙い目です。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
中村 悟(社長) 58.71%
十亀 洋三 10.61%
JAIC-IF3号投資事業有限責任組合 7.43%
投資事業組合オリックス10号 6.63%
土屋 淳 3.36%
日本アジア投資(株) 3.18%
中村 陽子 1.41%
岡村 英哲 1.33%
櫻井 哲博 1.24%
渡邊 研 0.88%

・大株主に対するロックアップは90日間で、公募価格から1.5倍で解除。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
9月
2013年
9月
売上高(百万円)? 486 430 571 1,073 1,157
経常利益(百万円)? 279 194 262 577 600
当期純利益(百万円)? 190 99 149 301 331
純資産額 (百万円)? 204 303 452 754 1,648
1株あたりの純資産額(円)? 205,382 305,003 227.44 378.96 -
1株あたりの純利益(円)? 191,287 99,620 74.94 151.2 166.41
自己資本比率(%)? 48.0 60.3 62.5 58 -
自己資本利益率(%)? 174.3 39.0 39.0 39.5 -

・2011年9月期より、売上・利益ともに伸びており、安定した成長を見せています。ただ、会社が発表した来期の予想利益はよこばいに想定されており、今後の継続的な成長には疑問が残ります。

管理人からのコメント

 M&Aキャピタルパートナーズ(6080)を純粋な投資対象として見た場合、個人的には公募価格3,000円はあまり“うまみがない”ように思います。ただ、IPOイベントとして見た場合、現在の旺盛な買い需要に対して、圧倒的に当選本数が少ないことから、絶対的な売り手優位にありますので、相当おいしい案件になっています。よっぽどのことがない限り、初値割れする可能性はありませんので、余力があれば迷わずトライしましょう。ネット証券から申し込むなら、SBI証券が狙い目です。


↑