新田ゼラチン(4977)

 新田ゼラチンの事業内容は「コラーゲン、ペプチド、ゼラチン及びその関連製品の製造・販売」で、東証2部上場の大型寄りの中型案件となっています。大正7年創業の老舗企業です。東証2部というマイナー性の強い取引所に上場することもあり、人気化はむずかしいでしょう。総合評価は「D」としました。

新田ゼラチンのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 新田ゼラチン(4977) 【東証2部】
会社URL http://www.nitta-gelatin.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 570円
仮条件? 500円 ~ 570円
公募価格? 500円
初値予想(独自) -
初値? 462円(公募価格比 -7.6%)

・想定価格570円に対するPERは8.4倍(2011年3月期の純利益1,051百万円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月5日(月)~12月9日(金)
当選発表日? 12月12日(月)
購入申込期間? 12月13日(火)~12月15日(木)
上場日? 12月20日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 3,000,000株
売出株数(OA含む)? 1,170,000株
当選株数合計 4,170,000株

・当選株数は計4,170,000株。売買単位が100株なので、当たりは計41,700枚
・当選本数は多い方なので、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 74.99% 2,720,700株 27,207枚 2,720枚
幹事 野村證券 9.00% 326,600株 3,266枚 326枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
7.00% 254,000株 2,540枚 254枚
大和証券 4.00% 145,200株 1,452枚 217枚
SBI証券 1.00% 36,300株 363枚 163枚
岡三証券 1.00% 36,300株 363枚 36枚
みずほ
インベスター
証券証券
1.00% 36,300株 363枚 36枚
SMBC
フレンド証券
1.00% 36,300株 363枚 36枚
東洋証券 1.00% 36,300株 363枚 36枚

・主幹事のSMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
アイビーピー 25.10%
ニッタ 6.60%
三菱東京UFJ銀行 4.88%
三井住友銀行 4.71%
(有)以和貴 3.46%
従業員持ち株会 3.22%
新田 精一 3.13%
石塚産業 3.00%
りそな銀行 2.63%
新田 浩士 1.88%

・大株主に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2007年
3月
2008年
3月
2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
売上高(百万円)? 19,997 19,995 20,552 26,392 27,923
経常利益(百万円)? 481 892 1309 1,584 1,383
当期純利益(百万円)? 521 △613 540 1,047 1,051
純資産額 (百万円)? 6,391 5,303 6,517 5,990 6,185
1株あたりの純資産額(円)? 1,021 847.56 879.25 781.00 899.02
1株あたりの純利益(円)? 83.30 △97.96 83.88 153.00 160.39
自己資本比率(%)? 33.9 29.4 34.3 27.2 28.5
自己資本利益率(%)? 8.5 △10.5 9.1 20.1 17.4

※2009年3月期まで単独決算。2010年3月期から連結決算。
・連結化により、売上は上積みされましたが、利益はよこばいのままです。IPOで得た資金は、ゼラチンやコラーゲンの生産設備の更新に充てる予定です。

管理人からのコメント

 新田ゼラチン(4977)、オールド企業のマイナー取引所上場ということで、人気化は期待しづらいです。業績を見ても頭打ち気味で、IPOを機に新たな生産設備をつくるわけでもないので、将来的な成長も望めません。今回はスルーしても問題ないかと思います。当選を狙うなら、主幹事のSMBC日興証券はもちろん、SBI証券からも申し込みましょう。


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