ヒト・コミュニケーションズ(3654)

 ヒト・コミュニケーションズの事業内容は「家電,モバイル製品等の営業・販売業務を一括して受託するアウトソーシング事業,人材派遣事業等」で、ジャスダック上場の中型案件となっています。この業界はすでに飽和状態に近いので、出て来るのが少し遅いという印象です。総合評価は「C」としました。

ヒト・コミュニケーションズのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 ヒト・コミュニケーションズ(3654) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.hitocom.net/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券松井証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,650円
仮条件? 2,600円 ~ 2,700円
公募価格? 2,700円
初値予想(独自) -
初値? 2,780円(公募価格比 +3.0%)

・想定価格2,650円に対するPERは14.4倍(2010年8月期の純利益395百万円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 7月27日(水)~8月2日(火)
当選発表日? 8月3日(水)
購入申込期間? 8月4日(木)~8月9日(火)
上場日? 8月12日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 350,000株
売出株数(OA含む)? 397,500株
当選株数合計 747,500株

・当選株数は計747,500株。売買単位が100株なので、当たりは計7,475枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 80.00% 520,000株 5,200枚 520枚
幹事 SMBC日興証券 10.00% 65,000株 650枚 65枚
みずほ
インベスターズ
証券
5.00% 32,500株 325枚 32枚
極東証券 3.00% 19,500株 195枚 19枚
SBI証券 2.00% 19,500株 195枚 87枚

・主幹事以外だと、副幹事のSMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、松井証券からも申し込みが可能となりました。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
野村信託銀行(信託口2052116) 83.18%
ダッチパートナーズ 14.80%
安井 豊明(社長) 2.01%

・大株主に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
8月
2007年
8月
2008年
8月
2009年
8月
2010年
8月
売上高(百万円)? 6,175 9,674 12,188 12,781 14,046
経常利益(百万円)? 435 532 589 628 783
当期純利益(百万円)? 225 288 318 322 395
純資産額 (百万円)? 467 756 1,075 1,397 1,792
1株あたりの純資産額(円)? 130,703 211,336 300,369 390,379 500,729
1株あたりの純利益(円)? 98,977 80,632 89,033 90,009 110,350
自己資本比率(%)? 31.1 32.6 40.0 44.0 48.8
自己資本利益率(%)? 44.5 47.1 34.8 26.1 24.8

・売上、利益ともに右肩上がりで推移していますが、利益率が徐々に低下しているのが気になります。やはり競争が激しくなるにつれ、利幅が取れなくなってきているのでしょう。IPOで得た資金は、全額を広告宣伝、募集費に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ヒト・コミュニケーションズ(3654)、アウトソーシング・人材派遣が盛り上がっていたのは、小泉政権が規制緩和を進めていた頃ですから、今さら感がかなり強いです。現在の業績に対して想定価格が高いというわけではないので、大きく公募割れすることはなさそうですが、大幅に上昇することもなさそうです。当選を狙うなら、1人1票制を採用し副幹事を務めるSMBC日興証券SBI証券松井証券から申し込みましょう。


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