ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)

 ディジタルメディアプロフェッショナルの事業内容は「グラフィックスプロセッサの開発・販売 、独自開発した3Dグラフィックス技術のライセンス供与等」で、東証マザーズ上場の中型案件となっています。3Dは今後注目されてくる分野なので、IPO的にはかなりの好材料。総合評価は「B」としました。

ディジタルメディアプロフェッショナルのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
◎ b


基本情報

会社名 ディジタルメディアプロフェッショナル(3652) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.dmprof.com/
狙い目証券会社 カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,100円
仮条件? 2,100円 ~ 2,400円
公募価格? 2,400円
初値予想(独自) -
初値? 3,050円(公募価格比 +27.1%)

・想定価格2,100円に対するPERは25.5倍(2010年3月期の純利益187百万円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月7日(火)~6月13日(月)
当選発表日? 6月14日(火)
購入申込期間? 6月15日(水)~6月20日(月)
上場日? 6月23日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 300,000株
売出株数(OA含む)? 562,000株
当選株数合計 862,000株

・当選株数は計862,000株。売買単位が100株なので、当たりは計8,620枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 85.01% 637,600株 6,376枚 637枚
幹事 大和証券 5.00% 37,500株 375枚 56枚
みずほ証券 3.00% 22,500株 225枚 22枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
3.00% 22,500株 225枚 22枚
岡三証券 1.00% 7,500株 75枚 7枚
丸三証券 1.00% 7,500株 75枚 7枚
いちよし証券 1.00% 7,500株 75枚 7枚
香川証券 1.00% 7,500株 75枚 7枚

・主幹事以外だと、カブドットコム証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
日本政策投資銀行 12.06%
池戸 恒雄 9.83%
山本 達夫(社長) 8.46%
Apax Globis Japan Fund 7.30%
日興ニューウェイブ2001 4.85%
三井住友海上C2号 4.43%
三菱UFJキャピタル 4.30%
アント・リード2号 4.12%
DCM III 3.57%
JAIC-アドバンスドテック1号 3.18%

・大株主に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
3月
2007年
3月
2008年
3月
2009年
3月
2010年
3月
売上高(百万円)? 7 105 275 728 892
経常利益(百万円)? △505 △296 △336 136 188
当期純利益(百万円)? △506 △297 △337 134 187
純資産額 (百万円)? 853 556 719 854 1,041
1株あたりの純資産額(円)? △584,696 △722,323 △881,796 △883,726 △868,272
1株あたりの純利益(円)? △207,393 △137,627 △159,473 △1,930 15,453
自己資本比率(%)? 97.1 96.5 95.5 83.6 91.2
自己資本利益率(%)? - - - 17.2 19.7

・2009年3月期に黒字転換し、そのあとは黒字幅を拡大させています。IPOで得た資金は、ゲーム機器、家電製品などに組み込まれる半導体向けのグラフィックスIPコア、アミューズメント機器などに組み込まれるLSI製品の開発費に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、最新のビジネス分野だけに、IPO的にはかなりの盛り上がりを見せそうです。ただ、先の震災の影響から市場が冷え込んでいますので、それがどこまで足を引っ張るかというところでしょうか。さすがに、公募割れするような案件ではないと思うんですが。ネット証券では、カブドットコム証券から申し込みが可能となっています。


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