トップページ > IPOの基本 > IPOの裏ワザ・攻略 > NISA口座で売買益を非課税にする
IPO株の攻略・裏ワザ 8
IPO株を当てたときに使える裏ワザを紹介します。それは、「2014年から始まったNISA(ニーサ)口座を使って、IPO株の利益にかかる税金を無料(非課税)にする」方法です。 (参考:NISA(ニーサ)とは?-やさしい株のはじめ方)
8.NISA口座を使って、売買益を非課税にする
ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりかと思いますが、IPO株は初値で売ることでほぼ利益が出ます。その利益に対しては、約20%課税※されることになっていますが、NISA口座を使えば税金が無料となります。
※正確には20.315%ですが、このページでは分かりやすくするため、20%で計算しています。
実際の投資例をご覧ください。
2018年に大幅に初値が上がった、「HEROZ(4382)」で計算してみましょう。公募価格が4,500円、単元株数が100株だったので、投資金額は45万円です。NISA口座の非課税投資枠は年間120万円までですが、余裕で収まります。HEROZの初値は49,000円になったので、初値で売ったと仮定して、利益を計算すると445万円です。仮に、この445万円にかかる税金(20%)を計算すると…
・株の利益にかかる税金
■445万円×20%=89万円!!
なんと、約89万円も税金で取られてしまいます…。せっかく445万円も利益が出ても、税金分で356万円に目減りしてしまうのです。…しかし、これが課税口座(普通の証券口座)ではなく、NISA口座に預け入れしておけば、この税金は取られずに済むのです。HEROZは上昇幅が大きいので極端な例ですが、IPO株の初値は上がりやすい特性があるので、NISA口座とは非常に相性が良いと言えます。
口座開設キャンペーン実施中のIPOおすすめ証券会社
<NISA口座の注意点>
・NISA口座を作る前に、普通の証券口座が必要です。(→ネット証券比較表でチェック)
・1年間IPOに当選しなかった場合は、NISA口座がムダになってしまいます。
→ NISA口座の投資枠がもったいないと感じる方は、枠が消滅する前(年が明ける前)までに使い切りましょう。